<講評> 普段夜行性の動物を明るい時間帯に撮影することは大変難しいのですが、恋のシーズンのみ少し明るい時間帯に出てくるという習性を知っている人のみが撮影できる写真といえます。エゾモモンガの柔らかそうな毛並みの表現や、警戒心の強い動物を適正な露光で逃さずおさめている技術は素晴らしいの一言です。北の大地の厳しい自然環境の中にあって、身を寄せ合った二匹の愛らしい姿に癒やされること間違い無しの作品でした。