<講評> 豊かに実った稲穂を背景にしっかり見せつつ小さくて動きの速いトンボをバランスの良い位置で収められた一枚。この一枚に辿り着くまで相当な時間を費やされたことでしょう。逆光で捉えることによって稲穂全体は影になりながら一部の輝きが強調され、トンボのシルエットと羽の透け感が見事に表現された作品に仕上がっています。