<講評> 人の営みによって育て始められた水田の稲と、日本海の風雪に長年耐え抜き力強く自生してきた一本の木、田んぼの美しい曲線と迫りくる直線的な波。人の営みと自然の対比をうまく画面の中に収め込み、落ち着いた色合いにすることでずっしりと安定感のある仕上がりになっています。フィルムカメラならではの長所を生かした作品となっています。