<講評> 大銀杏が落葉し始め、傍にある金言寺本堂の屋根を覆うこの時期を見極めることもさることながら、風により一面に葉が舞うこのタイミングを見逃さず写真に収めたことには並々ならぬ力量が感じられました。しっかりと露出をコントロールすることにより、背景の林と主題のお堂が美しい色彩となって表現され、静かな時間の流れや風の音などが聞こえてくるような素晴らしい作品に仕上がりました。