<講評> のどかな春の陽気が感じられます。空を流れる雲、満開の桜、緑の土手が三位一体となって張られた水に写り込んでいる光景を、過不足の無い露出で表現しています。普段は大勢の人が集まる場所での撮影ながら、画面の中に人影が見えない不思議な作品ですが、そのシンプルな構成が却ってこの「逆さ桜」の印象を強めることになって良かったと思います。