<講評> 一ヶ月近く行われる、ユネスコ無形文化遺産に登録された八代妙見祭獅子舞楽のワンシーンです。厳しい練習を積み重ね、晴れの日に成果を披露する獅子を見守る子どもと母親たちの神妙な表情に、この祭事を継承する者の誇りを見ることができることと、作品全体を覆う支配色の「赤」が効果的に表現されていることで、現場の状況が読み取れる作品です。