<講評> 晩秋の早朝、刈り取りを終えた水田に降りた霜が、昇り始めた太陽に温められて靄になる様子を逃さずに捉え、この頃の季節感をしっかりと伝えています。また作品全体を覆う穏やかなセピアの色調が素敵で、この作品の印象を高めています。