<講評> 大空の中、絶妙のアングルで鳥追いカイトを写していて、まるで本物の鷹が、今まさに獲物を狙って降下しているように見える楽しい作品です。ワイドレンズを使用することで背景の雲の表情に動きを出したことと、野焼きの煙がのどかに立ち昇っていることで、この作品に時間の流れを感じ取ることが出来ます。また、主役のカイトを意図的にブラして見せたりせずに、大きく素直に撮ったことに好感を持ちます。