<講評> 祭りの日、見つめ合いながら何かを話している少女二人のポートレートを、非の打ちどころの無いフレーミングで撮影しています。恐らくは幼馴染みであり、親友であろう二人の心の交流がしみじみと伝わる、温かく物語性の溢れる作品になりました。また、被写体の肌の色と祭り装束、とりわけ白の色の再現が見事で、作者の露出計算の確かさが認められることが、この作品の評価に繋がりました。