<講評> カメラアングルが秀逸で、この祭事が行われる神社の厳かな佇まいを伝えることが出来ました。この作品の場合、巫女たちの表情のアップ撮影に頼ることなく、ワイド系のレンズで境内全体の様子を描写して説明力のある作品に仕上げたことが、評価のポイントになりました。また、柔らかに零れ落ちる木漏れ日と赤く色づき始めた木立の葉っぱが、この祭事が執り行われる季節の情報を伝えてもいます。