<講評> 祭りの休憩中に撮った一コマで、四人の女の子たちの楽し気な会話が聞こえてきそうです。被写体に正対し、ワイドレンズで山笠の担ぎ棒をシンメトリーに写した構図が画面に奥行きを作り出していて、作品に窮屈さを感じません。プリントは僅かに青みを帯びてはいますが、作品にメリハリを持たせる色彩構成という意味では、許容される範囲のことと判断できます。