<講評> 田植えが済んだ、米どころ越後平野の朝の様子がよく分かります。カメラアングルを下げて、水を張った水田と後方の弥彦山の稜線との間に主役のハサ木を入れた構図の工夫を見て取ることが出来ます。撮影者が発見した、空の雲とハサ木の映り込みが、見る者の視線をグッと引き込んでしまう不思議な力を覚えさせる作品です。