<講評> 深秋の湖の情感をしみじみと感じ取ることが出来る作品です。何でもない、うっかりすると見落としてしまいそうな景色を、無駄のないフレーミングで写し込んで仕上げた作者の撮影力は高いと評価します。枯れ枝に当たった光と、湖面に僅かに見られる光の存在を見落とさない観察眼が、この作品を一段と味わい深いものに仕立て上げました。