<講評> 奥行きと広がりのある見晴らしの良い作品で、十和田湖を流れる湖上の霧に動きが感じられて、見る者に心地よい季節の風の感触を思い出させます。また、全体に単調な色彩の実画像に適切な修正を加えることで、湖面の「青」、漂う霧の「白」、山並みの「緑」を美しく引き出し、深い印象的なものに仕上げることが出来ました。