<講評> 「ウユニ塩湖」を思わせるような見事な写し込みの作品で、画面の四隅にも緩みの無い力強さを感じ取ることができます。地元に住む利を活かして、無風の満ち潮時、形の良い夕焼け雲と数名の点景人物、といった限られた条件が整う日時を選ぶことが出来たことと、この場所を何度も何度も撮影して適正な露出を知り尽くした者の強さとが遺憾なく発揮された作品です。