<講評> 竹のしなりから、この日が風の強い日であることが分かります。波に揺られる小さな舟の上で、少年二人が扮する継ぎ獅子の決めポーズを、周りではらはらしながら見守る男たちの気持ちがよく伝わる印象的な作品になりました。また、作品全体の色彩に濁りが無く、撮影者が考えた露出が適正であったことが認められます。