<講評> 構図と色彩感覚が秀逸です。一番奥の見物の人たちと囃子方、真ん中の列と手前の列の早乙女たち、人物による三本の線が画面左の一点に集まって、写真の構図を見事に決めています。また、一人の早乙女が振り向いた一瞬を見逃さずにシャッターを切った反射神経を高く評価します。