<講評> 手つかずの自然が残る阿寒川の清流と紅葉を、鮮やかな濁りの無い色で撮った作品で、勢いよく走る水の音が聞こえてきそうな臨場感があります。真ん中に水の流れを置き、右手の紅葉と左手の紅葉のボリュームに差をつけることで、奥行きを感じ取れる構図にしたことが良く、また、作品の後方にわずかに認められる霞がちょっとしたアクセントになりました。