<講評> 祭り衣装の色彩が綺麗です。この行事に参加した娘たちの面立ちに、江戸時代から続く町の伝統を守ろうとする気概が感じられ、この行事が遠野の人々にとって、とても大切なものであることを教えています。作品の構図は、画面右側の人物をあやふやなものにして見せ、それが、二人の主役の存在感を強く引き出すことになりました。