<講評> 高知県の奥深い山村で繰り広げられる伝統の行事を広角レンズで写しています。清流四万十川の沈下橋をこの祭りの「舞台」に見立てて撮り込み、物語性のある作品に仕上げました。この作品では、こうした長い行列の被写体に見られがちな緊張感の欠如が認められず、見る者の目を引き留め、楽しませる力のある好作品になりました。