<講評> 大胆な構図と濁りの無い鮮やかな色彩により、作者の撮影力が確かなものであることを認めるとともに、この一枚の写真で、祭事の様子を説明しきった表現力を評価します。また、この作品を見る者の視線を籠の中の少女の背中に引き寄せながら、自然に画面全体にも意識を向けさせる、綿密に計算された作者の作画力が見事です。