<講評> 「祭」の文字を染め抜いた豆絞りで身を整えた、楽し気な子どもの笑顔が決め手です。また、よく見れば、ぱっくり開いた獅子の口の中に男の顔が見え、この二人の会話が聞こえてきそうなほのぼのとした作品になりました。被写体に思い切りよく近づいて撮影したことでこの作品に命が吹き込まれ、類型的な人物写真になることを避けることが出来ました。