<講評> この祭りのクライマックスである神輿洗いの儀式を、橋上から真俯瞰で撮ったアングルが秀逸です。また、作品の構図にも工夫の跡が見られ、この一枚に寄せる作者の並々ならぬ力の入れようを感じ取ることが出来ます。川を行く神輿の担ぎ手を取り巻く水流が、適切なシャッター速度と絞りによって引き出されて、構成要素の少ないこの作品の絶妙なアクセントになりました。