<講評> 多くの人から愛される「桜」を折からの春霞の中に写し出した美しい作品で、この頃の山の季節感がじんわりと伝わってきます。彩度を抑制した穏やかで上品な色合いが素敵で、じっと見入れば、写真の中に引き込まれてしまいそうな深い奥行きを感じます。