<講評> ぎりぎりまで絞り込んで、零れ落ちる「光」と岩肌、不思議な色に輝く「水」を印象的に描写しました。撮影のメッカ菊池渓谷で撮った作品ですが、画面右端に小さく見せた「滝」の配置などに、作者の非凡な構成力が見てとれます。晩夏、一抹の涼風を感じさせます。