<講評> しんしんと降り積もる雪に覆われた棚田と冬枯れの木立ち、冬の奥能登の印象を、穏やかなセピア色の世界で表現したことが、この場所の豊かな「緑の季節」を強く想像させることになりました。シンプルで、色彩に乏しい厳寒の里山の光景ですが、感動的に美しい作品です。