<講評> 真夏の早朝、野生のオニユリが咲き誇っている光景を捉えた力強い作品で、画面を支配するオレンジと緑のツートーンが、この頃の山里の季節感をしっかり伝えています。どこにでも有る見落としがちな題材を、見応えのある作品に仕上げた構成力と作画力を評価します。