<講評> 強い風の中を行く時代装束の一行の姿が、映画の一シーンのようで印象的です。背景の大きく写しこんだ春を待つ山裾の光景が活かされていること、作品を覆う色彩にも穏やかな抑制を感じ取ることが出来て、好感が持てます。