<講評> 真冬、雪の山肌に伸びる木々の影を、長い無数の「縞模様」で見事に表現しました。フレーミングが上手で、作品に与えた色合いにも程よい抑制が感じ取れて好感が持てます。何気ない光景の中にモチーフを発見した作者の観察力と、ふと得られた印象を映像にまとめ上げた撮影力を評価します。