<講評> 望遠レンズの効果が遺憾なく発揮された作品です。主役の赤獅子の曳山を僅かに右に寄せることで作品に奥行きを与えています。この作品の場合は、画面上部を這う無数の電線が臨場効果を高める道具の一つとなり、曳山を引く男たちの声が聞こえてきそうな作品につながりました。