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平成18年3月2日 |
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鋼管杭による建築基礎杭新工法「SGE工法」を開発
〜杭の支持力を高め、施工費を低減〜 |
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住商鉄鋼販売株式会社(社長:岸上奎介)と株式会社クボタ(社長:幡掛大輔)は、大幅な施工費の低減が図れる「SGE工法(プレボーリング先端拡大根固め工法)」を開発し、このたび、国土交通大臣認定を取得しました。今後、コスト競争力を武器に建築基礎杭市場での採用拡大を図ります。
記
1.鋼管杭について
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鋼管杭は、軟弱な地盤に重量構造物を建築する際に、地中の岩盤等へ沈設し、構造物を支持するために用いら
れる基礎杭です。 |
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基礎杭の市場の約6割を占める建築分野において鋼管杭が使用されるケースは、約6%にとどまっているのが
現状です。(数値はクボタ推定) |
2.SGE工法開発に至る経緯
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建築分野における鋼管杭は、他の杭種に比べ体積が小さく、沈設施工時の発生土も少量で、施工現場周辺の
環境に優しい杭体としての評価を得ていますが、法規制により鉛直支持力(建造物を支える杭の鉛直方向の耐
力)の上限が低く設定されていたため、鋼管杭本来の材料強度を活かすことができず、他杭種に比べコスト高と
なり、採用の阻害要因になっていました。 |
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平成15年にこの上限規制が撤廃されたのを機に、両社は共同で鋼管杭自体の材料強度を活かした新工法の
開発に着手し、(財)日本建築センターの性能評価を経て、本年1月23日、国土交通大臣の認定を取得しました。 |
3.SGE工法の特長
杭本数の半減と工期短縮により、施工費を約40%削減
(1)高い支持力を発揮
鋼管杭本来の材料強度に加え、支持基盤となる杭先端部分を拡大・硬化させ、杭本体と一体化すること により、支持力が従来工法の約2倍に向上しました。これにより杭本数を従来工法に比べ最大で半減することができます。
(2)工期短縮を実現
杭先端部の土壌を拡大掘削するため、掘削機の先端部分が拡翼する「水圧式掘削ヘッド」を業界で初めて採用しました。これにより杭を埋設するためのプレボーリングと同時に、杭先端部土壌の拡大掘削が可能となり、工期を短縮することができます。
4. 販売計画
大幅なコストダウンにより、これまで採用が少なかった中・低層建築分野での採用を見込み、平成18年度、3万トンの販売を計画しています。
【参考図】
※ SGE工法の施工手順

【製品に関するお問い合わせ先】
住商鉄鋼販売 株式会社 |
東京鉄鋼建材部 |
TEL:03-5166-8930 |
株式会社 クボタ |
鋼管営業部 |
TEL:03-3245-3278 |
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鋼管技術部 |
TEL:03-3245-3283 |
【リリースに関するお問い合わせ先】
住商鉄鋼販売 株式会社 |
総務グループ |
TEL:03-5166-8812 |
株式会社クボタ |
東京秘書広報室 |
TEL:03-3245-3050 |
プレスリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。
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