Kubota - 美しい日本をつくろう -

ニュースリリース

平成18年3月30日
 
クボタ建設の再編について

当社の全額出資子会社である株式会社クボタ建設(以下、同社)は、官公需元請工事および分譲マンション建設工事からの撤退と、固有技術や民需・海外工事等の新会社への移管を柱とした再編計画を策定致しましたので、下記お知らせ致します。

                                 記

1. クボタ建設の概要

・社  名     株式会社クボタ建設
・設  立 昭和30年4月
・資本金 10億円(株式会社クボタの全額出資)
・本  社 東京都中央区明石町6番22号
・代表者 代表取締役社長 室屋 秀昭
・従業員数 約400名(平成18年3月1日現在)
・事業概要 上下水道、一般土木、農業土木、建築工事などの設計・施工
・売上高 292億円(平成16年度)



2.再編計画の概要

(1) 官公需元請工事および分譲マンション建設工事からの撤退
  同社の主力分野である官公需元請工事は、需要の縮小により競争が激化し、業績が悪化しております。今後も回復が見込めないと判断し、同分野から撤退することとします。
同じく苦戦の続いている分譲マンション建設工事からも撤退致します。
   
(2) 専門工事など競争力のある事業の分離と新会社への移管
  同社は、ミニシールド工法(地上の構造物や道路に支障を与えず、地下に小口径・長距離の管渠を築造する工法)を中心とする固有技術を基盤とした専門工事に強みを有しております。
1年以内を目処に本事業を分離、新会社へ事業移管し、民需・海外工事やクボタグループ関連工事と併せて、事業の再編を図ります。


上記の再編、整理が完了した段階で、同社は解散・清算の手続きを行う予定です。
なお、既受注物件については、新会社および当社グループが責任をもって対応致します。



3.再編に至る経緯

(1) 事業環境の変化と業績の悪化
  同社の主力分野である官公需市場の政府建設投資が、過去10年間で半減するなど、市場の縮小が顕著になっています。
競争の激化により、同社の年間完成工事高は、ピークであった平成7年の470億円から半減し、5期連続して赤字を計上する見込みであり、業績が悪化しております。
   
(2) 入札妨害事件の発生
  同社では業績悪化への抜本対策として、平成17年度を初年度とした、人員対策、コストダウン、経費節減等による黒字化計画に着手致しました。
その矢先の昨年7月、同社営業部長(当時)が東京都水道局発注工事の威力入札妨害容疑で逮捕され、官公庁からの指名停止が相次ぎ、受注量が低下し、次年度以降の業績確保が極めて困難な状況に至りました。
   
  なお、本事件については、当社の事実調査委員会が事実関係等を調査済みであり、当該営業部長(当時)は、今月末をもって同社懲戒規程に拠り解雇されます。

以上


戻る


Copyright(c)1996-2005 Kubota Corporation. All Rights Reserved. このページのTOPへ