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担い手農家向け大型コンバインをフルモデルチェンジ 基本性能の強化と充実したICT機能で生産性向上と生産コスト低減に貢献

2018年6月7日

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:木股昌俊 以下、当社)は、担い手向け大型コンバインのフラッグシップ機を10年ぶりにフルモデルチェンジします。
国内特自排ガス4次規制に適合した大型エンジンの搭載や刈取り・脱穀機能の強化により作業能率を高めたほか、ICTを活用したクボタスマートアグリシステム(KSAS)と食味収量センサの機能も向上させ、日本農業の生産コスト低減に貢献します。

1.商品名

クボタ自脱型コンバイン 「ディオニス」 5条刈、6条刈(3型式)

  • 自脱型コンバイン ディオニス DR6130(量産機とは一部異なる可能性があります)

2.主な型式と価格

型式名 条数 馬力 価格(税込み)
DR595 5条刈 95馬力 13,176,000~
DR6115 6条刈 115馬力 15,282,000~
DR6130 130馬力 17,280,000~

3.発売時期

DR595:2019年2月

DR6115・DR6130:2019年1月

4.販売目標

800台(初年度)

5.開発の狙い

日本農業の競争力強化に向けて担い手農家への農地集約が加速化している中、生産性向上や生産コスト低減は喫緊の課題となっており、作業能率やメンテナンス性、耐久性に対する高いご要望にお応えするため開発しました。

6.主な特長

(1)コンバインに求められる基本性能が向上

①国内特自排ガス4次規制に適合した高出力クリーンエンジンを搭載。従来機よりも出力が5~15馬力大きいエンジンを搭載することにより、作業能率向上を図ると同時に、湿田作業や多収米・飼料用米の収穫など負荷の高い作業も余裕を持って行えます。

②クラス最大となる1300mmのロングこぎ胴を新たに搭載し、脱穀能力強化を図りました。あわせて、揺動板(選別部)も拡大したので、高ボリューム米にも余裕の対応が行えます(6条刈のみ)。

(2)ICT機能をより使いやすく改良

①ICTを活用した当社の営農・サービス支援システム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」との連携がよりスムーズになりました。GPS、3G通信機器、無線LANを内蔵した「直接通信ユニット」の採用により、コンバインをキーONするだけで、位置情報・作業情報・稼動情報が自動的にKSASのサーバーに送信されるので、作業日誌作成のためにほ場毎にスマートフォンで行っていたデータ送信作業が不要になります。

②従来機よりも細かい単位での食味・収量の把握が可能になりました。収穫作業をしながらほ場単位で収穫物の収量・食味を測定できる「食味・収量センサ」仕様に「食味収量メッシュマップキット」(オプション)を加えることで、ほ場内のより細かい単位(5m/10m/15m/20mの4段階で選択可能なメッシュ)ごとの食味・収量のバラつきをパソコンの画面上に色の濃淡で表示して「見える化」します。翌年の品質・収量向上のためのほ場改善や土作り、施肥計画に役立ちます。

(3)高いメンテナンス性

①「排ワラチェーンワイドオープン」により、万が一の排ワラ部の詰まりにも早期復旧が可能となりますので、収穫作業中断(ダウンタイム)を小さく抑えることができます(6条刈のみ)

②「カッタ後部カバーオープン」、「グレンタンク側板オープン」により、ワラを切断する「カッタ部」など頻繁に清掃する箇所を開閉可能にすることでメンテナンス作業が容易に行えます。

(4)その他

①約10年ぶりのフルモデルチェンジにあわせ、オレンジ色を基調とした外観デザインに一新し、作業灯はLEDとしました。また、メーターパネルには大型カラー液晶モニターを採用しました。

②安心して手こぎ作業が行って頂ける「手こぎあんしん機構」を採用しました。

製品に関するお問い合わせ先

農機国内総括部 (TEL.06-6648-3938)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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