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鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手「新型ラクニカンジョイント」の販売開始 道路や橋など社会インフラ整備・更新の工期短縮、施工費低減に貢献

2016年10月3日

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区 代表取締役社長 木股昌俊)は、建設構造物を支える基礎杭として活用されている鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手(製品名:ラクニカンジョイント)を素材から見直し、コスト競争力を持つ新型機械式継手を開発しました。このたび、一般財団法人沿岸技術研究センターの確認審査を受け、評価証を取得しましたので販売を開始いたします。

1.開発の狙い

  • 高度経済成長期に整備された道路や橋などの社会インフラは、建設後約50年が経過しており今後、老朽化更新の需要は、ますます増える見込みです。
  • また、主に都市部での大型工事や再開発工事の増加に伴い、既存構造物に近接した工事や上空制限などの空間的制約下での工事に加え、短時間施工などの時間的制約下での工事も増加しております。
  • 鋼管杭・鋼管矢板は、現場で溶接接合しながら施工することが一般的ですが、杭施工全体に占める溶接時間の割合が大きく、現場溶接が不要で短時間接合が可能な機械式継手へのニーズが高まっています。加えて、施工現場での熟練溶接作業者不足の観点からも作業者の技能によらず、安定した接合品質が確保できる機械式継手の需要が増えつつあります。
  • 現在、当社が販売しているラクニカンジョイントに、今回新たに開発した新型ラクニカンジョイントをラインナップに加えることで、インフラ整備における鋼管杭・鋼管矢板の施工時間の短縮や施工費低減、高品質な施工に貢献していきます。

2.製品概要

名称 ラクニカンジョイント(ステップ型)
発売日 平成28年10月1日
主な特徴
(1)主要素材の見直しによる低コスト化を実現

POSCO(本社:慶尚北道浦項市南区塊東洞1番地、会長 権五俊)と共同開発した機械式継手の主要素材に変更することで更なるコストダウンを実現し、価格競争力のある機械式継手を提供します。

(2)高強度鋼の板巻き鋼管を採用

現行の機械式継手は、素材を熱間鍛造してリング状に成形したものを採用しておりますが、新型の機械式継手は、業界で初めて高強度鋼の板巻き鋼管を採用しております。

3.ご参考

  • ラクニカンジョイント全体図

  • 接合部詳細図

  • 上空制限下での施工風景
    (既設橋梁桁下)

  • ラクニカンジョイントの接合の様子

【POSCOの概要】
会社名 POSCO(Pohang Iron and Steel Co.,Ltd,)
設 立 1968年4月1日
所在地 慶尚北道浦項市南区塊東洞1番地
代表者 会長 権五俊(クォン・オジュン)
粗鋼生産量 4,197万トン(2015年実績)
製品に関するお問い合わせ先

鋼管営業部(TEL.03‐3245‐3259)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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