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担い手農家向け普通型コンバイン「ERH450」を新発売 高い作業能力で、品質の良い作物を高能率に収穫

2016年1月19日

当社は、このたび国内特殊自動車3次排ガス規制に対応したディーゼルエンジンを搭載した、大豆や麦、そば、雑穀などを収穫する普通型コンバインを新発売いたします。作業能力・精度を向上し、操作性・居住性を高めたほか、ICTを利用した営農・サービス支援システム「クボタスマートアグリシステム(以下KSAS)」を搭載し、担い手農家を力強くサポート致します。

【商品名】

クボタ普通型コンバイン ERH450(45馬力)

【発売日】

平成28年3月1日

【型式と価格】

販売型式名 希望小売価格(税込)
ERH450-H 7,074,000円
ERH450-G 7,938,000円
ERH450-CG 8,910,000円
ERH450-CGS 9,310,680円

H:ホッパ仕様、G:グレンタンク仕様、C:キャビン仕様、S:チョッパ仕様

【販売目標】

初年度 300台

【開発の狙い】

  • 食生活の変化により、主食用米の国内消費は減少傾向にある中、水田の有効活用と食料自給率の向上が我が国の喫緊の課題となっています。
  • 水田の有効活用として大豆や麦、そば、雑穀などの作物の作付面積は堅調に推移しており、今後もこれらの作物の作付面積は拡大していくと予想されます。
  • このような市場環境のもと、国内特殊自動車3次排ガス規制に対応した、担い手向けの普通型コンバインの小型クラス(刈幅1.5m)を開発いたしました。作業能力・精度を向上し、高能率な収穫作業を実現させたほか、操作性・居住性を高め、KSAS対応無線LANユニットも搭載しました。

【主な特長】

[1]特殊自動車3次排出ガス規制(19~37kWクラス)に適合する最新ディーゼルエンジンを搭載

  • 燃料噴射をコンピュータで細かく制御する「コモンレールシステム」や「EGR(排ガス再循環)システム」、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する「ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)」などを採用し、規制をクリアした、クリーンな排気を実現しました。 クラス最大の45馬力、排気量1.826Lのエンジンの搭載により、最高作業速度1.38m/秒で余裕のある刈り取り作業が可能です。

[2]高能率・高精度な刈取り作業の実現

  • 作物を脱こくする受け網(コンケーブ)の形状を、丸パイプ格子形状に変更することで、刈取り時のひっかかりが少なくなり、豆の汚れと損傷が低減できます。また、わらくずを選別するプレート(チャフプレート)の形状をクシ形に変更することで、風抜けが良くなり、選別性能が向上しました。雑草や高水分状態の大豆の刈り取りといった悪条件でも、品質の良い作物を高能率に収穫できます。
  • クボタ独自の脱穀方式の「ミラクルバースレッシャー」を採用。「こぎ胴」と呼ばれる脱穀部の回転部分の形状を、従来の「ドラムタイプ」から「バータイプ」とした、当社独自の脱穀機構です。脱穀部の空間が広く、作物をもんだり、抑え込まずに逃がすため、高能率に作業でき、品質の良い作物を高精度かつ高能率に収穫できます。

[3]2本の多機能マルチレバーで操作性がさらに向上

運転席前方のマルチワンレバーにモンロー*左右、モンロー自動復帰(トリガ)を追加したほか、運転席左側のマルチシフトレバーにワンタッチ副変則スイッチを追加しました。
主な操作を2本のレバーに集約することで、レバーの持ち替えや変速のための停車をなくし、より効率的に作業することができます。

  • 機体傾斜角度を感知し、自動で車体を水平制御する装置。常に脱こく部を水平に保ち、高い脱こく精度を維持できます。

[4]居住性が向上したキャビン(CG仕様)

キャビン内の温度設定が可能なオートエアコンを採用。エアコンの配置を後方に変更したため、頭上の圧迫感が少なくなり、前方視界が良好になりました。
また、バックモニタを装備し、キャビンに乗ったまま後方が確認できるため、安心して作業ができます。

[5]クボタスマートアグリシステム(KSAS)対応の「無線LANユニット」を標準搭載

無線LANユニットを標準装備しており、情報端末を介して機械の稼働情報や作業記録をKSASに蓄積することができます。

製品に関するお問い合わせ先

アグリソリューション推進部(TEL.06-6648-3938)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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