Kubota - 美しい日本をつくろう -

ニュースリリース

平成18年2月21日
 
中国でコンバインの新工場を建設
~生産能力を2倍に増強~

当社の中国現地法人子会社でコンバインを製造・販売する久保田農業機械(蘇州)有限公司(以下、KAMS)は、急速に拡大する中国の自脱型コンバイン市場に対応するために、現行工場に替わる新たな製造拠点を江蘇省蘇州市内に建設します。

                                   記

1.新工場建設に至る経緯

(1)中国のコンバイン市場動向

 
中国の自脱型コンバイン(※)の市場は、政府による農機補助金等の農業機械化促進策により、2002年から2005年の4年間で2倍に急成長し、今後も底堅い成長が見込まれます
  
 
自脱型コンバインとは、刈り取った穀桿(穀物の茎と茎から上の部分)の、穂先部分だけを脱穀装置にかけて脱穀し、穀物の実の部分だけを取り出す収穫機で、水稲収穫に適している。

(2)KAMSの状況


 
KAMSは、当社初の中国での農機生産拠点として1998年4月に設立。翌1999年1月から自脱型コンバインの製造・販売を開始しました。
 

 
中国の自脱型コンバイン市場におけるKAMSのシェアは58%(2004年当社推定値)を占めていますが、2005年の事業規模は前年比2.2倍の2,800台となり、現行工場の生産スペースが手狭になっていました。
 

 
 
新工場の建設により、自脱型コンバイン年間6,000台の生産能力と、板金加工から塗装・組立・検査まで一貫した生産体制を確立し、中国市場の旺盛な需要に対応すると同時に、競争力を高め、中国コンバイン事業を更に強化、拡大します。
 
尚、現行工場はレンタル契約となっており、契約期間満了と同時に契約を終了し、返却する予定です。


〔新工場完成予想図〕 〔KAMSで生産するコンバイン〕

AEROSTAR PRO588


2.新工場の概要
(1) 所在地   中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区(下記、位置図参照)
(2) 面 積  敷地: 約12.7万㎡ 、 建坪:約3.3万㎡
(3) 投資金額  約20億円
(4) 生産能力  自脱型コンバイン 6,000台/年
(5) 設備内容  溶接・塗装・組立・テスト・品質検査・サービス・テスト圃場・製品展示場
(6) 生産開始  2006年11月(予定)
(7) 人 員  約500人
(8) 位置図  
   
※現行KAMSと新工場建設地までの距離は、約13㎞



<ご参考>
久保田農業機械(蘇州)有限公司の概要
本 社   中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区星明街220号
代表者  董事長   北岡 正好 (クボタ取締役 作業機事業部長)
 総経理   中居 俊雄
資本金  2100万US$
事業内容   自脱型コンバイン及び部品の生産・販売・サービス
人 員  約200人
売上高(05年)   5億5千万元(約74.3億円)



【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社クボタ 広 報 室 TEL:06-6648-2389  
東京秘書広報室 TEL:03-3245-3050  

以上


戻る


Copyright(c)1996-2005 Kubota Corporation. All Rights Reserved. このページのTOPへ