この度、当社旧尼崎工場(現 阪神工場尼崎事業所)に勤務していた従業員1名が、中皮腫により死亡し、労災認定されましたので、下記お知らせいたします。
記
1.発生状況の概要
(1)元従業員の作業状況
鉄鋼向け圧延ロールを旋盤加工する際、高温の切削屑が飛散します。これらが作業者の体に当たったりするのを防ぐために、市販の石綿テープを20~30cmの長さに切断して10枚程度束ね房状にしたものを旋盤近くに設置し、使用していました。使用期間は、昭和50年代半ばから約10年間であり、現在はガラス繊維性テープに代替しています。
元従業員は、旋盤加工職場以外の職場での勤務経験はありませんでした。
*圧延ロール:製鉄工程の一部に使われる、鉄の塊を延ばして鉄板などにするための鋳物製ロール
(2)勤務場所
当社旧尼崎工場 住所:尼崎市 西向島町 64番地
(3)死亡時期
平成17年3月
(4)死因
胸膜中皮腫
(5)労災認定
平成17年7月
(※なお、以上の内容についての開示は、ご遺族の了解をいただいております)
2.周辺への影響など
同工場周辺からのアスベスト(石綿)健康被害についての連絡や問い合わせはございません。
以 上
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