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東日本大震災復興支援の主な取り組みについて
2019年度(2019年1月~2019年12月)の記録

株式会社クボタ
東日本大震災 支援・復興対策本部事務局

特別授業(鉄コーティング直播栽培の技術習得)

【「鉄コーティング直播」特別授業を実施しました】

宮城県農業高校(以下宮農)・福島県立磐城農業高校(以下磐農)では、それぞれ2012年と2013年より「鉄コーティング直播技術」を利用した実習のお手伝いをしています。
苗を育て、田植えをする従来の方法に変えて、鉄粉でコーティングした種もみを直接、田んぼに播種する農法です。

①「土づくり特別講座」「コーティング実習」

  • 実施日
    1月24日(木)、3月27日(水):宮農(農業科作物専攻・園芸科2年生80名)
    3月4日(月)、4月19日(金):磐農(園芸科作物専攻2年生40名、3年生7名)
  • 内容
    土づくりが以前と大きく変わった要因について講義で学び、それを踏まえた上で、田畑の土がどのように出来るのか、「理想の土」とはどんなものかなどについて、イラストなどを用いて、分かりやすく説明を受けました。
  • 講義の様子

  • コーティング作業

②「直播実習」

  • 実施日
    5月9日(木):宮農(農業科作物専攻2年生11名)
    5月27日(月):磐農(園芸科作物専攻3年生7名)
  • 内容
    鉄コーティングされた種もみを、生徒自身が直播機を運転し、播種していきました。
  • 播種の前に機械について学ぶ

  • 自動運転を体験

③「中間管理」

  • 実施日
    7月16日(火):宮農(農業科作物専攻2年生11名)
    7月29日(月):磐農(園芸科作物専攻3年生8名)
  • 内容
    稲の生育状況を観察しながら栽培方法を学ぶものです。
    苗が葉や茎を増やしていく「分げつ」の仕組みや、根の成長の様子を観察し、稲が成長するために必要な水管理の方法などを学びました。
    2014年より追加したカリキュラムで、より詳しく稲の生育状況を学ぶことができました。

④「収穫実習」

  • 実施日
    10月11日(金):磐農(園芸科作物専攻3年生8名)
    10月21日(月):宮農(農業科作物専攻2年生11名)
  • 内容
    両校ともに強い台風の影響で稲が倒され、コンバインでの収穫は難航しましたが、実習当日は、両校共にコンバインによる収穫作業だけでなく、稲の長さ、穂の長さ、株と株の距離、穂数などを測定・計算し、稲の生育状況の測り方についても学びました。
    磐城農業高校は、福島県の奨励品種「天のつぶ」を、宮城県農業高校は、宮城県の奨励品種「つや姫」「まなむすめ」に加え、酒米品種「蔵の華」を鉄コーティング直播で栽培しています。
  • 強い台風の影響で倒れた稲

  • 収穫の様子

特別授業

【農業機械メンテナンス見学・試乗 特別講座を開催】

  • 震災により校舎や実習棟に壊滅的な被害を受けた宮城県農業高校(以下宮農)の生徒を対象にした特別講座。最新鋭の農業機械への試乗や、サービス・メンテナンス風景の見学を実施しました。
  • 実施日
    11月13日(水):宮農(農業機械科2年生39名)
  • 内容
    ①農業機械についての基礎知識講座
    ②サービス・メンテナンスの見学
    ③クボタアグリサービス敷地内での農業機械の試乗体験
  • 実機にのって運転方法を学ぶ

  • 直進キープ機能を体験

実業高校・農業支援

【被災地域の皆様に、スープ・パンを提供】

  • 実施日
    3月11日(月)
  • 内容
    宮城県名取市の閖上小中学校で開催された追悼イベント「3.11なとり・閖上追悼イベント2019」で、クボタグループが震災直後から技術支援などを行っているお越しになった皆様に、宮農の生徒が作ったオリジナルスープと中九州クボタグループ 玄米玄氣堂の玄米パンを振る舞いました。
  • 生徒によるオリジナルスープの提供

  • 玄米パンの配布