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平成13年12月13日

 

住宅関連事業における(株)クボタと三洋電機(株)の基本合意について

 

株式会社 ク ボ タ

 

 当社と三洋電機株式会社(以下三洋電機)は、クボタの子会社であるクボタハウス株式会社(以下クボタハウス)の株式譲渡に関しまして、クボタハウスの株式を三洋電機に譲渡することで基本合意いたしました。
 今回の件でクボタハウスのお客様とクボタハウスとの間のご契約は何ら変わることはございません。クボタハウスはすでに建築いただいたお客様には今まで通りのアフターサービスに努めさせていただきます。また、建築中のお客様に対してもご満足いただけるお引き渡し、及びその後のアフターサービスに努めさせていただきます。

 

1.株式譲渡の背景

(1)クボタハウスは、「20年保証、60年点検」を核としたCHS住宅を標準仕様とした新製品などを投入し、差別化を図った特色のある商品作りを行ってきました。競争激化の中において、さらに営業体質を強化し、事業の継続的な発展、拡大を図るための強力なパートナーを探していました。

(2)一方、三洋電機は、1995年に本格的に住宅事業に参入、現在、住宅関連子会社である株式会社三洋エステート及び株式会社三洋ハウジングにおいて、マンションと輸入住宅を中心に住宅関連事業を展開しております。家電メーカーのグループ会社としての強みを生かし、全館換気システムや住宅用太陽光発電システム、高度電化住宅、オール電化住宅、インターネットマンションなど三洋電機の商品とのシナジー効果を発揮した次世代型の住宅を提供しています。今後さらに、これらの住宅事業の拡大が必要と考え、総合住宅事業への発展を考えていました。

(3)以上のような状況の中で、クボタはクボタハウスのプレハブ事業に関して、クボタグループ傘下での営業展開よりも、情報家電を推進する三洋電機グループで営業展開することによる差別化の推進、並びにシナジー効果が期待できることから、両社の考えが一致し、今回株式譲渡について基本合意に至ったものです。

 

2.基本合意の内容

 現在クボタが100%所有しているクボタハウスの株式を、2002年4月1日をめどに三洋電機が全株取得することになります。これにより、クボタハウスは三洋電機事業開発本部傘下のグループ会社となります。また、三洋電機はその傘下にマンション、輸入住宅、プレハブ住宅を手がける総合住宅事業を持つこととなります。

 

参考) [クボタハウス株式会社の概要]

プレハブ住宅の開発、製造、販売
【資 本 金】 20億円(クボタ100%出資)
【代 表 者】 代表取締役社長 西尾光昭
【従 業 員】 919名(平成13年3月31日現在)
【本   社】 大阪市中央区南船場3−12−12心斎橋プラザビル
【主な事業所】 大阪、東京、中部、九州、中国、枚方工場等
【売 上 高】 244億円(平成12年度下期)

 

 

以 上

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