●「ダイオキシン」と「ダイオキシン類」
「ダイオキシン対策特別措置法」では、ダイオキシン類を次の物質の総称としている。
 1.ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(ダイオキシン)
 2.ポリ塩化ジベンゾフラン(ジベンゾフラン)
 3.コプラナーポリ塩化ビフェニール(コプラナーPCB)

ダイオキシンには75個の異性体、ジベンゾフランには135個の異性体、コプラナーPCBには13個の異性体がある。最も毒性が高いとされるのが、ダイオキシンの中の「2,3,7,8-T4CDD」。「注6」で触れている毒性等価係数(TEF)はこの「2,3,7,8-T4CDD」の毒性を1とした係数だ。