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クボタのテクノロジー一覧

2023年度水道研究発表

水道管路の効率的な総合評価システムの開発(Ⅲ)―自動グルーピング技術を用いた管路更新条件の検討―

神戸市水道局と弊社及び株式会社管総研は共同で、管路更新計画の業務効率化や、管路更新の効果の定量化について検討を進めてきた。
水道事業体は老朽度評価の結果から工事区間を決定(グルーピング)するのに時間と手間を要しており、また、管路更新の効果を定量化する技術が求められていた。今回、神戸市の全給水区域を対象に、発注工事規模にグループ化した管路の更新優先順位付けを自動かつ短時間で行う技術を開発した。更新効果の定量化は更新場所や更新率等を条件に120年先までの漏水件数を予測可能とし、将来的に考え現状の更新率が適正かどうかの判断に本技術が活用できることを確認した。これら一連の作業を全て自動で行うことができることを確認できた。


【令和5年度全国会議(水道研究発表会)日本水道協会主催】

管内情報をセンシング・通信可能な既設管設置センサの開発

現在、多くの水道事業体が維持管理業務の効率化やダウンサイジング等の水道施設の再構築に取り組まれている。こうした中、水道管路の管内情報を詳細に把握・分析し、計画検討や作業時間の短縮に活用できれば、より効果的な取組みになると考えられる。これを実現するため、既設の埋設管路の任意の箇所に設置可能なセンサの検討を行った。先行して開発を進めているセンサ搭載型ソフトシール仕切弁に適用したセンシング機器及び通信端末の技術を生かし、設置作業性や測定精度の試験で良好な結果を得たので、その成果を報告する。今後、多点で測定したデータを有効活用することで、維持管理業務の効率化に貢献していく所存である。


【令和5年度全国会議(水道研究発表会)日本水道協会主催】

水道管路の設計・施工支援システムの開発

水道工事の設計から検査に至る一連の業務効率化と品質向上に寄与する種々のアプリケーションを開発するとともに、取得データを一元的に管理・提供するシステム「パイプロフェッサー」を開発した。
ダクタイル鉄管等水道管路の配管設計を容易にした自動配管設計支援システム「PIPE-Pro」、現場条件登録により実施工程に近い工事工程が作成される「施工計画システム」、工事現場でスマホに管理値等を記録する「施工情報システム」の活用で、業務の品質向上と効率化が可能となる。登録されたデータを連携させ、作成負荷が大きい工程表や工事写真台帳等多岐にわたる書類が自動作成されるため、水道工事関連業務の大幅な効率化が期待できる。


【令和5年度全国会議(水道研究発表会)日本水道協会主催】

水道管路の設計・施工支援システムの開発-施工計画システムの開発―

水道工事の設計から工事完成に至るフローにおいて、水道事業体、工事事業者等が実施する各業務の品質及び生産性向上に寄与する「水道管路の設計・施工支援システム」について研究した。
その中から、着工前や施工中、完成後の提出書類の作成を支援する施工計画システムについて報告する。
施工計画システムは特長として、管路の口径、延長等条件を入力すれば、より実施工程に近い工程を算出する工程算出アルゴリズムを搭載している。本アルゴリズムについて、実際の工事事例を対象に精度検証を行い、実用的なレベルであることを確認した。


【令和5年度全国会議(水道研究発表会)日本水道協会主催】

水道管路の設計・施工支援システムの開発―施工情報システムⅡの開発―

水道管路の施工においては管理項目も増加し、工事書類の作成やチェックには水道事業体、工事事業者が多くの時間を要している。そこで、施工品質の向上や業務の効率化に寄与する施工情報システムⅡを開発した。従来のシステムから適用管種を拡大し、ユーザの要望を踏まえて改良した施工情報システムⅡは、操作性等が向上し、施工現場における管理項目の入力時間を短縮できることがわかった。また、水道工事の設計から検査に至る一連のソリューション群であるパイプロフェッサーとしてシステム間連携することで、管割図等完成図書の作成や、工事写真管理業務等を効率化できることがわかった。


【令和5年度全国会議(水道研究発表会)日本水道協会主催】

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KUBOTA REPORT 2017

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