クボタの歴史

今に引き継がれる創業者・久保田権四郎の開拓精神

写真:久保田 権四郎久保田 権四郎 (1870‐1959)

国内で初めて水道管の量産に成功

クボタの歴史は1890年2月、創業者・久保田権四郎が19歳で大阪市内に鋳物業を開業した時から始まります。当時、日本はコレラなどの水系伝染病が流行し、水道の整備が急がれていました。多くの会社が水道管の製造に失敗する中、「必ずできる」「失敗を恐れるな」の強い信念で研究に取り組んだ権四郎。苦心の末、1893年に国内で初めて水道用鋳鉄管の量産に成功し、多くの人々に安心・安全な飲料水を提供する礎を築きました。

戦後の食糧難を背景に農業の機械化を推進

権四郎は1935年ころ、「将来、鋤や鍬の替わりを機械が担うようになる」と考え、農業の機械化の研究に着手。1947年、戦後の食糧増産の需要に応える耕うん機の開発に成功しました。高度経済成長による農村の労働力不足を背景に、耕うん機は急速に国内で普及。トラクタ、コンバイン、田植機などの開発を次々に進め、農作業の重労働からの解放に大きく貢献しました。

130年近くの時を経て受け継がれる開拓精神

「食料・水・環境」分野の課題を解決する製品・技術・サービスで社会に貢献するクボタ。その原点は「国の発展に役立つ商品は、全知全霊を込めて作り出さなければ生まれない」「技術的に優れているだけでなく、社会の皆さまに役立つものでなければならない」という創業以来のDNAです。創業者・久保田権四郎の開拓精神は、130年近くの時を経た今も脈々と受け継がれています。

長屋の一隅から、世界へ。

クボタグループは、世界標準の高品質を強みに、生産・販売・調達拠点の拡大を始め、海外の事業展開を加速しています。今後もグローバルマネジメントをさらに充実させ、世界の人々に必要とされる企業グループとして成長を続けていきます。

必ずできるという意気込みがあれば、何事も達成可能である。

沿革

写真:クボタ創業の地は、現・大阪市中央区日本橋2丁目付近(現在の本社より北東へ約400m)クボタ創業の地は、現・大阪市中央区日本橋2丁目付近(現在の本社より北東へ約400m)

写真:若き日の久保田権四郎(写真手前中央)若き日の久保田権四郎(写真手前中央)

  • 1890年
    鋳物メーカー「大出鋳物」を創業
  • 1893年
    水道用鋳鉄管の製造開始。
  • 1897年
    「久保田鉄工所」に改称。
  • 1939年
    株式公開。
  • 1947年
    耕うん機を開発。
  • 1953年
    「久保田鉄工株式会社」に社名変更。
  • 1960年
    乗用トラクタを開発・商品化。わが国初の海外水道工事を受注・竣工。
  • 1972年
    米国トラクタ市場に本格進出。
  • 1990年
    創業100周年。「株式会社クボタ」に社名変更。
  • 2009年
    タイで日系企業初のトラクタ生産工場が竣工。
  • 2010年
    環境大臣より「エコ・ファースト企業」に認定。
  • 2011年
    中国で地域統括会社設立、建設機械工場竣工。
  • 2012年
    世界共通の企業理念「クボタグローバルアイデンティティ」、
    ブランドステートメント「For Earth, For Life」ロゴを制定。
    ノルウェー・クバンランド社を買収、子会社化。
  • 2014年
    フランスに大型畑作用トラクタの生産会社を設立。
  • 2015年
    インドで多目的トラクタを市場投入。
  • 2016年
    米国・グレートプレーンズ社を買収、子会社化。

製品の変遷

鋳物の製造・販売からスタートしたクボタ。以来、水道用鋳鉄管、農工用エンジン、工作用機械など、人の暮らしと社会に貢献するさまざまな製品を世に送り出してきました。現在の事業体制と製品群は、すべて「企業は社会とともに生きている」という基本理念のもとに広がったものです。

図:製品の変遷

クボタの発展を支えた製品

写真:1893年 水道用鋳鉄管1893年 水道用鋳鉄管

写真:1922年 農工用石油発動機1922年 農工用石油発動機

写真:1947年 耕うん機1947年 耕うん機

写真:1953年 パワーショベル1953年 パワーショベル

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