地球温暖化の防止

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次報告書では、気候システムの温暖化は人間活動の影響が一つの要因である可能性が極めて高いと報告されています。また、2016年11月に「パリ協定」が発効し、世界の温室効果ガス削減の動きは活発化しています。クボタグループでは、地球温暖化の防止に向けて、省エネルギー活動を中心としたCO2削減に取り組んでいます。

CO2排出量(スコープ1とスコープ2)

2016年度のCO2排出量は64.7万t-CO2で、前年度比3.9%減少しました。また、CO2排出原単位は前年度比0.6%改善しました。CO2排出量の減少は、国内の鋳物系生産拠点において生産量が減少したことが主な要因です。生産設備や照明などの省エネ対策や、燃料転換などの取り組みを継続して推進しています。

CO2排出量と原単位の推移

グラフ:CO2排出量と原単位の推移

※1 1990年度のCO2排出量はクボタ生産拠点のエネルギー起源CO2排出量です。

※2 CO2排出量(64.7万t-CO2)にはCO2として大気排出されず、鉄管などの製品に吸収される炭素相当分(2.4万t-CO2)を含んでいます。

※3 2012年度以降のCO2排出量には非エネルギー起源温室効果ガス排出量を含んでいます。

※4 原単位は連結売上高当たりのCO2排出量です。

地域別CO2排出量(2016年度実績)

グラフ:地域別CO2排出量(2016年度実績)

事業別CO2排出量(2016年度実績)

グラフ:事業別CO2排出量(2016年度実績)

排出源別CO2排出量(2016年度実績)

グラフ:排出源別CO2排出量(2016年度実績) 国内

グラフ:排出源別CO2排出量(2016年度実績) 海外

事業所におけるエネルギー使用量の推移

グラフ:事業所におけるエネルギー使用量の推移

※1 PJ = 1015J

※2 原単位は連結売上高当たりのエネルギー使用量です。

Voice塗装前処理溶液の常温化により、ボイラーでの天然ガス使用量を削減

SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd. Amata Nakorn工場(タイ)では、塗装ラインにおけるエネルギー使用量削減に取り組みました。

これまでの塗装前処理溶液は、45℃~50℃に温めて管理する必要がありました。この温度管理のため、4基のボイラーが稼働しており、工場全体で使用する天然ガスの約60%を消費していました。

そこで、この塗装前処理溶液を常温で使用可能にするため、2011年よりメーカーと協同で研究開発に取り組みました。2012年から一部の塗装ラインで切り替えを開始し、塗装品質を確保しつつ、2015年末にはすべての塗装ラインで塗装前処理溶液の常温化を完了しました。

これにより、4基のボイラーを運転する必要がなくなり、2016年は天然ガス使用量を大幅に削減することに成功しました。この活動に対して2014年11月にタイの総理大臣より「The Prime Minister's Industry Award」とタイのエネルギー省代替エネルギー開発・効率化局より「Thailand Energy Award」を受賞しました。今後も、さらなるエネルギー使用量削減に取り組んでいきます。

写真:クボタ 阪神工場 生産技術課 川戸 清之SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd.
Amata Nakorn工場
Bトラクタ 部品製造課 班長
Tanong Praisiri

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物流CO2排出量

2016年度の物流CO2排出量は4.2万t-CO2で、前年度比5.2%減少しました。また、物流CO2排出原単位は前年度比2.0%改善しました。物流CO2排出量の減少は、貨物輸送量が減少したことが主な要因です。積み合わせ輸送などによる積載効率の向上や、船舶利用によるモーダルシフトなどの取り組みを継続して推進しています。

物流CO2排出量と原単位の推移(国内)

グラフ:物流CO2排出量と原単位の推移(国内)

※ 原単位は連結売上高当たりの物流CO2排出量です。

貨物輸送量の推移(国内)

グラフ:貨物輸送量の推移(国内)

※ KUBOTA REPORT2017より、鉄道と船舶による貨物輸送量は合計値としています。

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バリューチェーンを通じたCO2排出量

事業所におけるCO2排出量にとどまらず、バリューチェーン全体の排出量の把握に取り組んでいます。ガイドラインに基づき、スコープ3排出量を算定しました。今後も算定対象の拡大に努めていきます。

※ 環境省・経済産業省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン」

バリューチェーンの各段階のCO2排出量(2016年度実績)

区分 算定対象 排出量
(万t-CO2)
自社の排出 直接排出(スコープ1) 化石燃料の使用 30.6
非エネルギー起源温室効果ガスの排出 0.7
間接排出(スコープ2) 購入した電気の使用 33.4
上流および
下流での排出
その他の間接排出
(スコープ3)
購入した製品等の資源採取、輸送、製造 206.1
設備などの資本財の建設・製造 21.9
購入した電気の発電用投入燃料の資源採掘、生産、輸送 2.5
拠点から排出した廃棄物の処理 1.6
従業員の出張 0.9
雇用者の通勤 0.3
製品および廃棄物の輸送 4.2
中間製品の加工 6.5
販売した製品の使用 1844.0
販売した製品の廃棄時の輸送、処理 3.8

スコープとは

図:スコープとは

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