環境マネジメント

内部統制システムに基づいて、拠点ごとに環境マネジメントシステムの確立とリスク管理活動の充実を図っています。近年では海外拠点における環境マネジメントの強化に取り組んでいます。

環境法令遵守状況

環境法令を確実に遵守するために、排出ガス・排水・騒音・振動などについて、拠点ごとに法律や条例の規制値より厳しい自主管理値を設定し、徹底した管理を実施しています。環境関連法規制の不遵守や苦情があれば、速やかに本社に報告する体制をとっています。

しかしながら、2016年に国内生産拠点で排水の規制値超過とPCB含有機器の不適正処理が、国内グループ会社で冷却水の漏えいがそれぞれ1件発生しました。また、2017年に入って、国内生産拠点で排水の規制値超過が1件発生しました。いずれも大事には至っておらず、周辺環境に影響が及ばないように必要な措置を講じたうえで、再発防止に取り組んでいます。

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環境監査

国内グループの生産拠点・サービス拠点・オフィス・建設工事部門・維持管理部門および海外グループの生産拠点に対して、クボタ環境管理部が書面監査に実地監査を交えた環境監査を毎年実施しています。

また、生産拠点では、このクボタ環境管理部による環境監査に加え、各拠点による内部環境監査も毎年実施し、環境管理レベルのさらなる向上に努めています。

写真:環境監査 久保田農業機械(蘇州)有限公司環境監査 久保田農業機械(蘇州)有限公司(中国)

2016年度環境監査実施状況
  • 対象拠点・部門:
    277拠点・部門
  • 監査項目数:
    25項目(維持管理部門)~ 61項目
    (海外生産拠点)
  • 監査内容:
    水質・大気管理、騒音・振動管理、廃棄物・化学物質管理、温暖化防止、異常時・緊急時対応、環境マネジメントシステム

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環境リスクアセスメント

生産拠点の環境リスクの状態を明確にし、計画的改善につなげることを目的に、有害物質の使用や環境関連設備の機能について詳細に評価する環境リスクアセスメントを毎年実施しています。

環境監査と環境リスクアセスメントという視点の異なる2つの活動を並行して行うことにより、環境リスクの抽出精度を高め、さらなるリスク低減に努めています。

写真:環境リスクアセスメント Kubota Industrial Equipment Corporation環境リスクアセスメント
Kubota Industrial Equipment Corporation(米国)

2016年度環境リスクアセスメント実施状況
  • 対象拠点:
    37拠点(国内生産27拠点、海外生産10拠点)
  • 評価項目数:
    252項目(水質146、大気106)
  • 評価対象:
    水質関連設備、大気関連設備

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環境パトロール

各拠点では、環境事故や環境関連法違反につながる状態がないかどうかを、拠点全体にわたってつぶさに確認する環境パトロールを実施しています。2016年度に、環境パトロールの未経験者でも異常に気付くことができるポイントをまとめた「環境パトロールハンドブック」を作成し国内の各拠点に配布しました。ハンドブックを活用した環境パトロールで、異常の原因となり得る状態を早期に発見することにより、環境リスクの低減に努めています。

実践レポートクボタ竜ヶ崎工場における環境パトロール実施

クボタ竜ヶ崎工場では、クボタグループの「環境保全規則」に基づき、環境パトロールを実施しています。

職場の作業環境や、廃棄物・排水処理の管理状況などは、毎月のパトロールの中で確認します。2016年6月のクボタグループ環境月間には、省エネルギー・節電・節水も活動テーマに追加し、その確認事項をまとめたチェックリストを各職場に配布し、照明や空調などの設備・機器を対象に、現場や事務所を含むすべての職場を確認しました。全員参加で取り組むことで、従業員一人一人がエネルギーのムダ取りについて意識する機会となりました。

今後も、定期の環境パトロールを継続し、さらに充実化させることで、ムダ取りの強化や環境事故の防止、そして従業員の環境意識向上に取り組んでいきます。

写真:環境パトロールの様子環境パトロールの様子

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異常時・緊急時訓練

各拠点では、事業活動における環境リスクを特定し、リスクごとに対応手順を定めてリスクの極小化に努めています。

さらに、環境事故が発生した場合や環境事故の原因となる事態が発生した場合を想定し、周辺環境への影響を最小限に抑えるために、対応手順に基づいた訓練を毎年実施しています。

写真:塗料・シンナーの漏えいを想定した緊急事態対応訓練 クボタ空調(株)塗料・シンナーの漏えいを想定した緊急事態対応訓練
クボタ空調(株)

写真:ガスの漏えいを想定した緊急事態対応訓練 P.T. Metec Semarang(インドネシア)ガスの漏えいを想定した緊急事態対応訓練
P.T. Metec Semarang(インドネシア)

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グリーン調達

グリーン調達ガイドライン

写真:クボタグループ グリーン調達ガイドラインおよび付属資料(日本語版、英語版、中国語版を発行)クボタグループ グリーン調達ガイドラインおよび付属資料
(日本語版、英語版、中国語版を発行)

地球環境・地域環境に配慮した製品を社会に提供するため、環境に配慮した活動を行うお取引先さまから、環境負荷がより少ない物品を調達するように努めています。

これらの活動を確実に推進するため、「クボタグループグリーン調達ガイドライン」を通して、グリーン調達についての方針をご提示し、お取引先さまにご理解とご協力をお願いしています。

グリーン調達に関する表彰制度

写真:2016年度表彰式の様子(2017年1月)2016年度表彰式の様子(2017年1月)

クボタが調達する材料・部品などについて、環境保全の分野で顕著な貢献が認められたお取引先さまを表彰する「グリーンサプライヤー表彰制度」を2015年度より開始し、毎年表彰を行っています。

この表彰制度は、「クボタグループグリーン調達ガイドライン」に基づき、クボタに供給いただいた物品について、省資源や省エネルギーなどお取引先さまが取り組まれた環境保全活動を定量的に評価し、特に優れた事例に対して表彰を行うものです。

2016年度は、152件の環境保全活動事例の中から特に活動成果が優れた12事例を表彰しました。

本制度を活用しながら、今後もグリーン調達に努め、お取引先さまとともに環境に配慮した活動を推進していきます。

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環境教育・啓発

2016年度の環境教育実績

クボタグループ従業員を対象に環境教育と意識啓発を実施しています。階層別研修、専門教育、一般教育などの従業員教育に加え、外部団体の環境教育への協力なども行っています。

分類 教育・研修 回数 受講人数 概要
階層別研修 クボタ総合講座(新入社員ほか) 3 181 地球・地域環境問題とクボタの環境保全活動
CSR研修 2 101 環境問題と環境リスク管理
新任作業長研修 2 32 クボタの環境管理と作業長としての取り組み
新任職長研修 1 18 クボタの環境管理と職長としての取り組み
経営幹部向け環境フォーラム 1 193 農研機構理事長 井邊時雄氏による講演
専門教育 環境管理基礎 1 26 法規制、環境リスク、環境保全などの基礎知識
廃棄物管理 2 37 廃棄物処理法と処理委託契約・マニフェスト演習など
環境関連施設管理 2 27 公害防止技術と公害防止関連法
ISO14001 環境監査員養成 4 62 ISO14001規格・環境関連法と監査技法
新廃棄物情報管理教育 13 148 廃棄物電子情報管理システム教育
一般教育 国内外拠点 環境教育 7 190 クボタグループの環境経営と環境リスク管理
38 1015  
外部団体の
教育への協力
宇都宮 白楊高等学校
インターンシップ受け入れ
1 5 クボタの環境保全活動と宇都宮工場の取り組み

写真:環境管理教育(受講者:中国各拠点の環境担当)環境管理教育(受講者:中国各拠点の環境担当)

写真:経営幹部向け環境フォーラム(講師:井邊 時雄氏)経営幹部向け環境フォーラム(講師:井邊 時雄氏)

実践レポート環境道場による環境意識啓発活動

クボタ堺製造所では、2012年より製造所内に「環境道場」を設立し、従業員の環境意識啓発活動に取り組んでいます。「環境道場」は、製造所の新入社員から管理職まで全従業員を対象としており、全従業員が環境保全活動の必要性を認識することにより、環境リスクの撲滅や環境負荷の削減に向けた活動を活性化することを目的としています。現物を展示した体感コーナーの設置やパンフレットの配布など、わかりやすく飽きのこない工夫を心がけています。

月2~4回の頻度で継続的に実施し、2016年3月には内容を一新して第2弾としてリスタートを行い、2016年12月までに約2,046名が受講しました。今後も全従業員の意識向上に努め、職場での改善活動や、家庭での実践にもつながる環境意識啓発活動に取り組んでいきます。

写真:環境道場 省エネルギーコーナー環境道場 省エネルギーコーナー

環境月間レポート「クボタエコチャレンジ」による従業員・家族の環境意識啓発

ブランドステートメント「For Earth, For Life」の実現という大きな目標に向けて、一人一人の環境問題への理解や意識の底上げを図るため、2016年6月に、クボタグループ「環境月間」の新たな試みとして「クボタエコチャレンジ」活動を実施しました。「クボタエコチャレンジ」とは、世界中のグループ従業員とその家族の皆さんから、職場や家庭におけるエコな活動の写真を投稿してもらう環境フォトコンテストです。

総投稿数385点の写真が集まり、国ごと、拠点ごとに、それぞれ個性の光る写真が集結しました。さらに、人気投票を経てトップ10位の写真を表彰しました。

環境意識の向上だけでなく、普段交流のない世界中のグループ従業員とその家族が、同じテーマのもとに集い、思いを共有し合う機会となりました。

写真:寺院の清掃活動(ミャンマー)寺院の清掃活動(ミャンマー)

写真:自宅屋上の緑化活動(中国)自宅屋上の緑化活動(中国)

環境功績賞

クボタグループでは、環境保全に顕著な貢献があったグループ・個人の活動功績を讃えるとともに、グループ従業員の環境保全意識の高揚と環境保全活動の活性化を図ることを目的に、毎年6月の「環境月間」に環境功績賞の表彰を行っています。

2016年度は、表彰対象を生産拠点に加えて、非生産拠点・製品開発部門に拡大し、教育啓発・社会貢献を含めたさまざまな環境保全活動について評価を行い、省エネルギー、廃棄物削減、VOC排出削減、環境配慮製品の開発、環境意識啓発や地域での環境保全活動等で成果のあった24件を表彰し、うち2件を優秀賞としました。

今後も、環境保全に貢献する優秀な取り組みを表彰し、その内容をグループ内で共有することを通じて、活動の活性化を図ります。

2016年度環境功績賞 優秀賞

対象 会社・所属 テーマ
生産拠点 SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd.
Amata Nakorn工場(タイ)
常温管理可能な塗装前処理溶液の研究開発によるボイラーでの天然ガス使用量の削減
非生産拠点 ケービーエスクボタ(株)
クボタ 機械ロジスティクスソリューション部
東西コンテナラウンドユースによるCO2削減

2016年度環境功績賞 受賞一覧

対象 区分・件数
生産拠点 優秀賞 1件、奨励賞 10件、努力賞 5件
非生産拠点 優秀賞 1件
製品開発 奨励賞 5件
教育啓発 教育啓発賞 1件
社会貢献 社会貢献賞 1件

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