循環型社会の形成 - 水の3R

経済協力開発機構(OECD)は、2050年に深刻な水不足に見まわれる河川の流域の人口は世界人口の40%以上になると報告しています。クボタグループでは、排水再利用の促進など、水資源の有効活用に取り組んでいます。

水使用量

2016年度の水使用量は486万m³で、前年度比3.4%減少しました。また、水使用原単位は前年度比0.2%改善しました。水使用量の減少は、国内の鋳物系生産拠点および海外の素形材製品生産拠点において生産量が減少したことが主な要因です。排水の再利用や節水活動を継続して推進しています。

水使用量と原単位の推移

グラフ:水使用量と原単位の推移

※ 原単位は連結売上高当たりの水使用量です。

地域別水使用量(2016年度実績)

グラフ:地域別水使用量(2016年度実績)

事業別水使用量(2016年度実績)

グラフ:種類別水使用量(2016年度実績) 海外

種類別水使用量(2016年度実績)

グラフ:種類別水使用量(2016年度実績)国内

グラフ:種類別水使用量(2016年度実績) 海外

全生産拠点を対象に水ストレス調査を実施

人口増加や経済成長などにより、世界における淡水の需要は将来的に大きく増加することが見込まれています。また一方で、地球温暖化などの影響により、淡水の供給はさらに不安定になることが予想されています。水不足や、洪水、局地的豪雨の増加など、事業活動に大きな影響を与える要因として「水リスク」への関心が世界的に高まっています。

クボタグループでは、水資源の利用に関するリスクを把握し、より効果的な水リスクへの対応につなげていくため、全生産拠点を対象に水ストレス※1に関する調査を実施しました。

WRI Aqueduct※2およびWBCSD Global Water Tool(Version2015 1.3.5)※3を用いて、15ヵ国、計52拠点の水ストレスを調査した結果は以下のとおりです。

生産拠点の水ストレスに関する調査結果

地域・国名 水ストレスのレベル/拠点数
高~中 中~低
アジア 日本 1 9※4 9 2 0
中国 0 3 1 0 0
インドネシア 0 2※4 0 0 0
タイ 0 0 4 1 0
サウジアラビア 1※4 0 0 0 0
欧州 ロシア 0 1 0 0 0
ノルウェー 0 0 0 0 1
デンマーク 0 0 0 0 1
オランダ 0 0 0 1 0
ドイツ 0 0 1 1 0
フランス 0 1 0 0 1
イタリア 0 1 0 0 0
イギリス 0 0 1 0 0
カナダ 0 0 0 0 1
アメリカ 6 0 2 0 0
合計 8 17 18 5 4

水ストレスレベル別の水使用量(2016年度実績)

グラフ:水ストレスレベル別の水使用量(2016年度実績)

調査の結果、生産拠点の約半数(計25拠点)が高~中程度の水ストレス地域に位置し、うち大阪湾沿岸、サウジアラビア、アメリカ合衆国中西部に位置する拠点(計8拠点)は水ストレスが極めて高い地域にあることがわかりました。また、この水ストレスが極めて高い地域での水使用量は総使用量の約2%となっています。

クボタグループでは、これまでも排水再利用の促進など、水資源の有効活用に取り組んできました。取り組みの結果、2016年度は生産拠点において水使用量を約15万m3(2014年度比)削減しました。水ストレスに関する調査結果を踏まえ、今後も水の3R活動を推進していきます。

※1 「水ストレス」とは、1人当たり年間利用可能水量が1700tを下回り、日常生活に不便を感じる状態を指す(世界資源研究所(WRI)より)

※2 世界資源研究所(WRI)が開発・発表した水リスク情報を評価するツール

※3 持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)が開発・発表した水リスク情報を評価するツール

※4 一部、流域ごとのデータが存在しない拠点では、国ごとの評価を採用

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