循環型社会の形成 - 廃棄物の3R

大量生産・大量消費・大量廃棄型社会を経て、私たちは資源の枯渇や廃棄物の増大など多くの問題に直面しています。クボタグループでは国内拠点での廃棄物削減や再資源化の取り組みをグローバルに展開することで循環型社会の形成に取り組んでいます。

事業所からの廃棄物等

2016年度の廃棄物排出量は10.6万tで、前年度比8.8%減少しました。また、廃棄物排出原単位は前年度比5.7%改善しました。廃棄物排出量の減少は、国内の鋳物系生産拠点において生産量が減少したことが主な要因です。分別管理の徹底や有価物化などの活動を継続して推進しています。

廃棄物等排出量と原単位の推移

グラフ:廃棄物等排出量と原単位の推移

※1 埋立量=直接埋立量+中間処理後最終埋立量

※2 原単位は連結売上高当たりの廃棄物排出量です。
廃棄物排出量=再資源化量・減量化量+埋立量

2016年度の再資源化率は、国内は98.1%で、前年度比0.1ポイント悪化しました。一方、海外は鋳物ダストのリサイクルを推進したことにより、87.3%となり、前年度比2.8ポイント向上しました。

再資源化率の推移

グラフ:再資源化率※の推移

※ 再資源化率(%)=(有価物売却量+社外再資源化量)÷(有価物売却量+社外再資源化量+埋立量)×100
2013年度より社外再資源化量に熱回収を含んでいます。熱回収を含まない場合の再資源化率との差は軽微です。

循環資源処理フロー(2016年度実績)

グラフ:循環資源処理フロー(2015年度実績)

※ 社外中間処理にともなう処理後再資源化量、減量化量、最終埋立量は委託先での調査結果です。

地域別廃棄物排出量(2016年度実績)

グラフ:地域別廃棄物排出量(2015年度実績)

事業別廃棄物排出量(2016年度実績)

グラフ:事業別廃棄物排出量

種類別廃棄物排出量(2016年度実績)

グラフ:種類別廃棄物排出量(2016年度実績)

処理区分別廃棄物等排出量(2016年度実績)

グラフ:処理区分別廃棄物等排出量(2015年度実績) 国内

グラフ:処理区分別廃棄物等排出量(2015年度実績) 海外

Voice塗装ブースの水槽水汚泥除去システム導入により、廃棄物排出量を削減

久保田農業機械(蘇州)有限公司(中国)では、塗装ブース水槽水の汚泥除去をシステム化することで、廃棄物排出量の削減に取り組みました。

これまで計4ヵ所の塗装ブースの水槽水は、個別の水槽単位で薬品による汚泥除去処理を行っており、月に1~2回の頻度で水槽水を交換し全量廃棄していました。
そこで2015年2月より、水槽水の交換頻度を抑えることのできるシステムを検討し、収集水槽を用いた循環システムを同年11月に導入しました。新たに設けた収集水槽に各塗装ブースの水槽水を送水し、収集水槽内でまとめて汚泥除去を行い、その処理水は各塗装ブースへ送水する循環システムです。

これにより、水槽水の交換周期を年1回にすることができ、循環システム導入前の約1/6に当たる年間約500t(推計値)の水槽水廃棄を抑制することができました。塗装設備を止めずに自動で汚泥除去が可能となり、作業の効率化も図ることができました。

これからも、さらなる廃棄物発生量の抑制と、作業の効率化に取り組んでいきます。

写真:SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd. (Amata Nakorn工場) 物流担当課長 Akarapon Tinwatthanaporn久保田農業機械(蘇州)有限公司
生産技術課
陳超

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建設工事にともなう廃棄物等

建設工事にともなう廃棄物は、受注する工事の内容によって発生する廃棄物の種類や排出量が異なるため、再資源化・縮減率が変動しますが、特定建設資材については高い再資源化・縮減率を維持しています。

建設廃棄物等排出量と再資源化・縮減率の推移(国内)

グラフ:建設廃棄物等排出量と再資源化率の推移(国内)

※ 再資源化・縮減率(%)=〔有価物売却量+再資源化量(熱回収含む)+縮減量〕÷建設廃棄物等排出量(有価物売却量を含む)×100
2015年度までは再資源化率(環境パフォーマンス指標算定基準参照)を算定していましたが、2016年度より「建設リサイクル推進計画2014」(国土交通省)を参考に、縮減量を算入し、再資源化・縮減率を算定する方法に変更しました。
従来の方法で算定した2016年度の実績値は、特定建設資材のみでは99.2%、建設廃棄物等全体では87.6%です。

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PCB含有機器の処理・保管

PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含有するトランスやコンデンサなどについて、PCB特措法および廃棄物処理法に基づき、必要な届出と適正な保管を行っています。高濃度PCB廃棄物は、PCB処理施設での受け入れが可能になった拠点から順次、処理を実施しています。また低濃度PCB廃棄物は、処理期限の2027年3月に向けて、適切に処理していきます。

保管中のPCB廃棄物については、法律に則った管理をしていますが、2016年に低濃度PCB含有機器の不適正処理が1件発覚しました。本件については、必要な措置を講じたうえで再発防止に取り組んでいます。

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