<講評> 琵琶湖畔の上空に咲いた無数の花火を的確なフレーミングと露出でバルブ撮影し、画面の支配色を青、紫の寒色系統の色合いに寄せたことで、夏の夜の冷気を感じさせる作品に仕上がりました。この作品の場合、少し湖面が揺れたことで花火の映り込みがぼやけてしまいましたが、その分、画面左側のヨットのシルエットがくっきりと効果的に描き出されることになり、一層味わい深い作品になりました。