<講評> 北国の遅い春、桜が咲く山間の畑で仕事をする夫婦を写したしみじみとした作品です。画面下から中ほどに向かう畑、夫婦、中央の桜と遠方の山、作品構成要素のどれもが絶妙の位置を占めて遠近感を強調し、見応えのあるものにしています。