<講評> この頃の北国の静かな、静かな世界を、抒情的に表現することに成功しました。まるで湖のように凪いだ川面に一陣の風が走り、水面にさざ波をたてた瞬間を見逃さずに撮影した反射神経を評価します。また、作品全体を覆う「緑」が複層的に表現されていて、心地いい作品です。