<講評> 人の視神経を超えたところで見える「夜祭の光景」を、色鮮やかに描き出しました。この作品の場合、空に紫の色が滲み出しているのもかえって効果的です。また、画面の笠鉾と花火の間に漂う煙幕が昇り龍のように見えることが、想像力を掻き立てて面白い。